外壁塗装が必要な時期

塗膜の劣化は下記のような順番起こってきます。

1、ツヤが落ちてくる

2、色の彩度が落ち変色してくる

3、表面が粉っぽくなってくる
このことを、チョーキング現象といいます。外壁を触った時に手の平に白い粉が付いてしまうことありませんか?これをチョーキング現象といいます。紫外線・熱・水分・風等により塗装面の表層樹脂が劣化したことによって起こっています。白亜化とも言われます。

4、ひび割れ、コケが生えてくる
この段階以前が、塗替えの最適な時期です。遅くても次の5の段階より前に、外壁の塗替を行っていくのがよいといえます。

5、塗膜が剥がれてくる
この段階になると住まいを形成している素材自体がそのまま外部の環境にさらされている状態になるため、建物自体の劣化につながっていきます。そうなると外壁塗装をしようとしたときに余分に費用がかかってしまうのです。また、鉄部や木部は外壁や屋根に比べて劣化の進みが早いです。ですので、少し剥がれたら都度、ご自身で補修塗装しておくと、あとあと費用が余分にかかることを防ぐことができます。


外壁塗装の塗料

外壁塗料には各塗料メーカー毎に多くの商品があります。さらに、年々新しい塗料が商品化されいるため、職人さんであってもそのすべてを把握しているわけではありません。ただ、おおまかな塗料の種類があります。塗料を帰ると耐用年数と価格が変わってきます。

①アクリル
耐用年数5~8年と言われており最も安価です。

②ウレタン
耐用年数8~10年と言われています。

③シリコン
耐用年数12~15年と言われています。

④フッ素
耐用年数15~20年と言われています。もっとも高価です。

どんな塗料を選ぶかは、あとどれだけその住まいに住むのかという問題でもあります。
また、30年間程度の塗替え回数も各塗料によって変わってきます。例えば、最も安価なアクリルですと、4、5回必要になり、最も高価なフッ素ですと1、2回ですみます。長く住むなら断然フッ素の塗料がお得と言えそうです。外壁塗装をする際は、塗料料金以外にも足場を組むお金等がかかるわけですから。